山形城


【お城データ】
形状:平城
所在地:山形県山形市霞城町
交通:JR山形駅 徒歩10分(南門まで)
築城年:文禄年間(1592?1596)
築城者:最上義光
城主:鳥居氏−保科氏−松平氏−奥平氏
堀田氏−松平氏−水野氏

遺構:二の丸東大手門 復元 1991
石垣
土塁


【写真GALLERY】
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見どころ 【日本100名城】 山形城は兎に角大きな平城です。 現在は本丸跡とそれを取り囲むように二の丸が堀とともに残っている。  二の丸の虎口は東西南北4箇所ありましたが、4つとも良く原型を留めています。  その一つ東門は櫓門と高麗門が復元されており、中に入ることも可能です。
東大手門(東門)前にある最上義光の像これは数ある騎馬像の中でも 傑作の一つです。 本丸は復元途中ですが一文字門(大手門)を中心に土塁も良く復元されてきました。 本丸を全て復元する計画はまだないようで、以降は 一文字門の建造物復元(枡形の石垣および堀に掛かる橋は完成)は計画されていますが、財政難で完成時期未定です。 また本丸御殿は古写真を募ってはいますが いまだ現れず、造形が不明の為、各建物の跡をなぞるだけの復元(赤穂城や松本城の形式)となるようです。

【旧済生館】
明治11年(1878)2月工事着工、同9月に落成した、県立病院で医学校も併置された。 山形城南東隅に移築されている。 
【文翔館】
大正時代の洋風建築で山形県庁でした。 昭和61年より10年間掛けて改修し無料開放されています。
【三の丸跡】
三の丸まで加えた規模では全国第5位の大きさでしたが、現在は一部土塁跡が残されています。 山形駅東口前の大通りを真直ぐ進み 3つ目の交差点を渡り左に曲ってすぐのバス停留所裏に30m程度土塁が残る。
【ライトアップ】
桜の時期は大変見事なライトアップとなりますが、それ以外は光量も落とし東大手門と義光像への ライトアップとなります。 通り道になるとみえて自転車が城内を結構通りますので気を付けて下さい。

所見 山形と言うと最上氏を思い浮かべますが義光死後9年後に改易されています。 最上氏は57万石でしたがその後は10万石に満たない藩となったわけですから城の維持も大変だったと思います。 城の復元状況が駿府に似ています。 どちらも平城で駅から10分程度、東大手門が復元されており高麗門と櫓門で枡形を形成、 軍により埋められた本丸堀を復元中といった具合です。 ただし天守閣のあるなしが大きな違いですが
 2度訪れましたが、綺麗によく整備された街です。 城がほぼ長方形に出来た平城でありなおかつ道も直線的であるためそう感じるのかもしれません。 次回は蔵王もからめて訪問します。

アクセス 【鉄道で】
  山形駅西口より10分弱で南門跡に到着します。
【車で】
  城内の駐車場を利用するには北門跡からのみ入ることが出来ます。  東門の線路を挟んで反対側にも地下有料駐車場(山形美術館前)があるので、そちらの方が便利かもしれません。




南大手門脇 南大手門脇 南大手門 本丸一文字門 最上義光像 一文字門 一文字門 土塁内側 北門 北門脇 南門内側より 南門 東大手櫓門 東大手門 土塁 西門 西門 西門 東大手門
(山形城内ガイドMAPより)  ■ 印をクリックするとその場所から撮影した画像が見られます。


東門全景
南門より新幹線方面を望む 山形駅より歩いてくると最初に見ることができる門跡南門石垣と堀 東西南北4つの虎口跡が存在するが石垣は枡形の部分だけです 南門虎口
復元中の一文字門一文字門最上義光像と二の丸東門
最上義光像(全国の武将像の中でも最高ですね)東櫓門(城内より)東高麗門を枡形内より
東門枡形 江戸城枡形と比べて遜色がない東門(城外より)東門(城外より)
東門脇の堀東門脇の土塁(急勾配)北門
北門(ここからのみ車にで入場可能)西門虎口西門跡全景
東櫓門内より東櫓門内東櫓門木組み
東櫓門東高麗門東門全景


    


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