旧猪股邸







【データ】
所在地:世田谷区成城5-12-19
アクセス:小田急線成城学園前駅 徒歩約5分  入館時間:9:30〜16:30 (月曜休館)  
  入館料:無料  駐車場なし
歴史:昭和42年(1967) 築 
⇒昭和57年 増築
⇒平成11年10月 「猪股庭園」として一般公開
メモ:ここは(財)労務行政研究所の初代理事長を務められた猪俣 猛 御夫妻の邸宅でした。主庭は赤松や桜、楓など季節の風景を楽しめる一帯にスギゴケを植えた回遊式日本庭園となっていて、他に2つの中庭、2つの茶室を持つ数寄屋建築です。
設計:吉田 五十八研究室(担当:野村加根夫)
木造平屋建て、一部RC造 (敷地1861.7m2、延床面積371m2)   
ホーム:旧猪股邸     




玄関前から茶室へ続く廊下の壁、庇

 ■旧猪股邸門

小田急線成城学園前から旧猪股邸までたった5分程度です。 閑静な住宅街とよく言いますが、駅前以外では人に会いませんでした。

  
表札は「猪股庭園」となっています玄関への敷石玄関脇の勝手口 くぐると水屋へと通じています


 ■庭園と外観

庭園は3つの要素で構成されています。 
1.正面左側 茶室”頚枩庵”の前庭
2.光琳垣で仕切りされて赤松、梅、楓と一面のスギゴケで構成された中央部主庭園
3.生垣と灯篭により区切られた右側の増築書斎前の庭園です。 

  
”頚枩庵”のにじり口へ進みますにじり口前は光琳垣、灯篭で構成された枯山水庭園に面した茶室”頚枩庵”
玄関ホールから廊下づたで結ばれています
主庭園より同じく主庭園より昭和57年 増築した書斎


 ■室内(食堂前中庭)

中庭の向こうは玄関、手前が食堂、右手が居間になっています。 網戸・ガラス戸・障子全てが脇に収まるようになっているため敷居の幅が非常に広い。 

  
居間と食堂和室 エアコンは格子の中に設置されています増設書斎のサイドボード  



居間 正面 床の間風の長い飾り棚が印象的、奥が食堂ですがここだと落ち着いて食べられない感じです


増築部分の書斎への入口


 ■茶室(一畳台目)

増築書斎奥のプライベート用室内茶室です。 茶室は庭園に面したもの(”頚枩庵”)と、こことで2か所あります。

  
プライベート茶室の水屋奥の中庭  
”頚枩庵”水屋”頚枩庵”のにじり口、広い造りです”頚枩庵”

増築書斎よりの眺め


    


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