桑名城


【お城データ】
形状:平城
所在地:桑名市吉之丸5-1
交通:JR・近鉄戦桑名駅 徒歩20分
築城年:慶長6年(1601)
築城者:本多忠勝
城主:本多氏-松平氏
遺構:天守台、土塁、堀

【写真GALLERY】
 

(周辺観光) 七里の渡し 本田忠勝像 六華苑
      鎮国守国神社

歴史と
見どころ
戦国時代、この付近に東城が伊東氏により築かれました。 文禄4年(1595)には一柳右近により伊勢神戸城の天守閣が移築されました。本丸西南角地の神戸櫓跡の場所です。桑名城の近世城郭化は慶長6年(1601)本多忠勝が桑名10万石に封じられことにより始まります。 本多氏は2代忠政の時, 元和3年(1617)に播磨播磨姫路藩に移封となりました。 元禄14年(1701)天守閣焼失後は、辰巳櫓が天守閣の代用となりました。
幕末を迎え京都所司代松平容保の実弟であった桑名藩主松平定敬(さだあき)は鳥羽伏見の戦い等で新政府軍と戦い、降伏後無血開城しました。その際、辰巳櫓は焼かれ、その他櫓と石垣は破壊つくされたために現在当時の遺構は残っていません。 平成15年(2003) 国土交通省水門統合管理所を蟠龍櫓風に外観復元しています。
【見どころ】公園入口(柿安精肉店本店の道を挟んで前)に本田忠勝像があり、堀沿いを進むと三の丸跡を経て、蟠龍櫓、七里の渡しと続きます。桑名で一番の見どころはそこからすぐ近くの六華苑ですので是非訪問してみて下さい。
所見 現在は九華公園となっています。かって本丸は高石垣に囲まれ四重六階の天守と3基の三重櫓で構成され門は63か所、櫓は95か所もあったといわれています。広い堀跡も残されていますが古図とは異なっており、後世の改変が結構加えられているものと思います。  
アクセス 【鉄道で】
桑名駅はJRと近鉄線の2社線が通っています。 駅前を左に曲がり八間通りに出たら右折して道なりに15分程度歩けば九華公園(桑名城)に着きます。柿安本店のビルが目印ですね。  
【車で】
公園(柿安前)の駐車場有り(有料)





(桑名城内ガイドMAPより)  ■ 印をクリックするとその場所から撮影した画像が見られます。



蟠龍櫓(外観復元) 後ろの芝公園が三の丸跡、堀の向こうが七里の渡し

堀跡は結構広く残されています。左側が本丸神戸櫓跡前の写真の反対側 本丸を囲む堀跡です。本丸跡 鎮国守国神社となっています。
神戸櫓 本丸西南角にあった三重櫓 伊勢神戸城天守を1595年に移築しました。天守台跡どこまで旧状を保っているか不明です
  天守台跡は現在二段の石垣となっています。辰巳櫓跡 本丸の東南角にあった三重櫓です。天守閣焼失後桑名城のシンボル的存在となりました。
本丸 辰巳櫓跡前から二の丸方面を望みます。二の丸跡から広い堀越しに神戸櫓跡を望みます。三の丸跡から見た蟠龍櫓
  蟠龍櫓前から見た揖斐川上流 同じく揖斐川下流 長良川と合流しています
蟠龍櫓 入り口部分蟠龍櫓 二階部分が展望室として公開されています蟠龍瓦と揖斐川



三の丸跡公園と蟠龍櫓


二の丸跡から堀越しに本丸辰巳櫓を見ます。 かつては高石垣で造られており天守閣代用の三重櫓が建っていました。


天守台跡 鎮国守国神社の右奥にあります


七里の渡し 本田忠勝像 六華苑  鎮国守国神社

    


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