米沢城


【お城データ】
形状:平城
所在地:米沢市丸の内
交通:JR山形新幹線米沢駅 タクシー
築城年:暦仁元年(1238)頃
築城者:長井時広
城主:長井氏−伊達氏−蒲生氏-上杉氏

遺構:
土塁

【写真GALLERY】
    上杉神社   上杉記念館


見どころ 城(神社)を中心として米沢市民の憩いの場所、イベントの場所となっている。 まずは謙信公がお祀りされている上杉神社をお参りする。
本丸には3箇所から入ることができ東側が上杉神社参道の石橋、南側が菱門橋、北側が土橋となり、現在風にアレンジされて残っている。 次に本丸は正方形に近い形をしておりその四隅を見学する。
1.南東隅は「上杉謙信公祠堂跡」でありかっては謙信公の遺骨が納められた堂があった。
2.北東隅には三階櫓が建てられていた。いまは「従三位 上杉曦山公之碑」(13代最後の藩主)が立っている
3.北西隅にも三階櫓が建っていた。今は近くに福徳稲荷神社があり土橋で渡れるがこの土橋は近年のもの
4.南西隅には隅之御蔵が建っていたが現在は春日神社がおまつりされている。

【上杉記念館】
城の南側に上杉記念館があり一般公開され、かっての上杉伯爵邸で明治29年(1896)に建てられています。 しかし大正8年に焼失し 現在のものは大正13年の再建です。
【二の丸堀跡】
二の丸の水掘も菱門橋前に一部残っている。 ただし菱門前は馬出だったので現在とは形状が違います。
[稽照殿]
米沢城内に有る宝物館、訪問の目的の一つであったが、震災により閉鎖(修理)中、謙信や兼続の資料(特に甲冑)が豊富に所蔵されています。
【上杉家霊廟】
城より1.5Km程離れて上杉家霊廟があります。伊達家に比べるとかなり質素です。 ただしここもタクシーで行くこととなります。

所見 この場所を城と意識して訪れる人は少ないのではと思てしまうほどだ、土塁と堀は立派に残っているが、上杉神社の杜といった 感じである。 上杉神社を中心に、春日神社、福徳稲荷、そして松岬神社と鎮座している。 城の建造物的遺構はなにもないが 水堀の幅は30mに達するところもあり、見事である。 ただし関が原合戦以降、石垣による大城郭が西日本各地に新たに 築城されたのを考えると、関が原での敗戦の影響の大きさを感じてしまう。 30万石から赤穂事件を経て15万石となってしまったが、 上杉氏は明治までこの城で米沢を統治した。 関が原東軍の加藤、福島、最上各家と比べると良くぞ家を存続させたといった気持ちです。

アクセス 【鉄道で】
米沢駅より20分以上掛かるのではないか、またバスは1時間に1本程度なのでまず時間が合うことはない。  そこでレンタル自転車とも考えるが、レンタル場所の観光協会までは2kmもある。 そう選択していくとタクシーのみしか移動手段がない。  1,000円程度で行くことがてきるが、上杉神社というと100%近くの「上杉城史苑」(観光施設)に連れて行かれる。
【車で】
「上杉城史苑」の無料駐車場を使用することとなるが、一角でイベント開催中は、駐車に難儀しそう。




米沢駅  大手口 今は神社参道大手口の石橋
上杉謙信公祠堂跡南東隅より二の丸(上杉博物館)を望むこの城で伊達政宗公が誕生した
謙信公像北東隅より北門土橋を望む上杉神社鳥居
上杉神社拝殿 謙信公を祀る春日山城より移築した春日神社南側の菱門橋 城内に春日神社
二の丸の堀  南東隅 城内には「上杉謙信公祠堂跡」がある上杉記念館  


    


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